【悲報】ワイ、不法侵入者と勘違いされて警察に捕まる
とんでもない事が起きた。
「ジョジョの奇妙な冒険」のポルナレフ風に言うならば、
「あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!友達の家の庭で植物に水をあげていたんだが、いつのまにか、警察に手錠をかけられていた・・・。
な… 何を言っているのか わからねーと思うが
おれも 何をされたのか わからなかった・・・。
頭がどうにかなりそうだった・・・。
催眠術だとか超スピードだとか
そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
もっと恐ろしいものの片鱗を 味わったぜ・・・。」
といったところだろうか。
しかしこれじゃ何がなんだかなので、もう少しまともに説明してみる。
(単にジョジョネタ展開したかっただけですごめんなさい。)
ここ1年ほど、長期不在中の友人宅に行き、ペットの世話をしたり植物に水をやったりといった雑用兼不在時の管理をちょいちょい引き受けている。
基本的にはそこの家の鍵を事前に受け取ることにしているのだが、友人Aちゃんと彼氏のB氏宅に関しては万全なセキュリティシステムを完備しており、
「鍵はいらないよー。暗証番号入れたらシステム解除できるからw」と言われ、
LINEで解除方法が送られてきていた。
5月某日の夜10時半頃、植物に水をあげようとB氏宅に行った時の事だった。
本来なら日中に行くべきだったんだろうが、スケジュールの都合上夜しか行ける時間がなかったので、夜遅くではあるが仕方なく訪ねることにした。
まず、ガレージのドアは楽々解除できた。なんだ、簡単じゃんw
そう思ったところ、別のセキュリティシステムが作動した。そこまでは先のマニュアル通りだ。あとはマニュアル通りにこちらのシステムも解除すれば・・・。
あれ?
暗証番号入れてんだけど受け付けないぞ・・・。
しかもなんかヤバそうな警告音が鳴り響いている。
とりあえずその様子を動画に撮り、AちゃんとB氏にLINEで送る。
時差があるからすぐ見てくれるかどうかは分からなかったのだが、幸いにしてすぐB氏が気づいてくれ、最終的に遠隔でシステムを解除してくれた。その間10分弱ほど。
途中「これ警備会社来ちゃうやつじゃね・・・?やばくね?」と思ったりしていたのだが、B氏が「会社側には友達がやってるだけだから大丈夫だよって伝えておいたから」と言われて安心していた。
そうして、B氏とLINEでやりとりしつつ、庭の水遣りを開始した。
それから10分ほど経った頃だろうか。突然異変を感じた。
警察のヘリが上空を旋回している。それはLAならよくあることだが、今回はちょっと様子が違う。
どうもここの庭を探索しているようなのだ。
サーチライトが庭をくまなく照らしている。
ヤバイ!と思って本能的にガレージに隠れた。
B氏に「なんか警察のヘリ来たんだけど・・・。これさっきのやつ?」とLINEを送ると、「いやー、さっき警備会社に連絡したし。関係無いでしょ」と。
しかし、どう考えてもここの上空を旋回してるのだ。まるで犯罪者を捜しているかのような。
「やっぱこれヤバイやつだよ!どうしよう。」とLINEを送ると、B氏から
「大丈夫だよwとりあえず庭に出て、ヘリに向かって手を振ったらいい」と。
うーん。なんかそれマズイ展開になりそうな気がするんだけども。
とりあえず庭に出て、上空のヘリに手を振った。
その瞬間、何者かが近づいてくるのを感じた。
やべ、警察じゃん。
えwwwwwwwwww
警備会社じゃなくて警察来ちゃうの?
しかも2人?彼等はこちらに銃を構えて近づいてきた。
てかこれ自分完全に不審者扱いじゃんwwwwwww
と思ったんだが、そこはまず冷静に両手を上に掲げ、「武器は持ってません」と声高に意思表示した。あちらは銃を構えながら「手を開いて頭にのせろ」とか言ってくる。
そうこうしてるうちに、両手を後ろに回され、手錠をかけられた。
「え、そこまでするんかい!」と思ったが、ここで抵抗したり抗議しても絶対良いことはない。とりあえず先方の言うとおりに従った。
結果6人の警官に囲まれ、「ここで何をしてるんだ」と聞かれる。
ここは友人B氏(フルネーム)の家で、彼等の旅行中に管理を頼まれている。植物に水をあげていただけだと説明すると、怪訝そうな顔をされた。
夜遅くに他人の家で植物に水やってるとか、確かに怪しいことこの上ないwww
他に誰もいないということと、身分証は車の中にあるということを伝えた後、個人情報を色々と伝えたところ、そのうちベテラン刑事っぽい人が「こいつは嘘ついてないな」ということを理解してくれたようで、「一応個人情報を照会するのが手順なので、その後にB氏と連絡が取れたら手錠を外すから楽にしてて」と言ってくれ、それまでかなり警戒態勢だった他の警官達も、「座る?」とか「痛くない?」など気を遣ってくれた。
(そんな中、馬鹿っぽい警官が「共犯者があの壁(高さ3mはある)を超えて逃げた可能性もある」とか言い出して、他の警官から失笑をかっていたwww)
B氏とすぐに電話が繋がり、警官が手錠を外した。
そして、「電話繋がったよ」と言ってこちらに電話を渡してきた。B氏は電話口で大爆笑してた。
「笑い事じゃないから!」って言うと「おかしくて笑ってんじゃなくて、悲しくて笑ってんだよ!」と意味不明なことを言ってたw
それを見て、Good nightと退散していく警官達。
その後AちゃんとB氏とFacetimeで話しながら「しっかし、まさかの貴重な体験したよなw」と笑っていた。
そしてB氏(アフリカ系アメリカ人)が一言:
「けどさ、もし君が黒人だったら撃たれてたかもね!」
なんという文字通りのブラックジョーク・・・。
以上、セキュリティシステムまじ怖いってことで。
解除の際には皆さん気をつけましょう!