Double Overtime

思った事や体験談を適当に。

Rough Justice

「他人の家に勝手に上がり込んだ挙句、勘違いでその家の住人を射殺する」っていうとんでもない事件が最近あったが、その証人が射殺されたらしい。

https://www.dallasnews.com/news/crime/2019/10/05/man-fatally-shot-apartment-complex-near-dallas-medical-district-suspect-loose/?utm_content=buffer8efe3&utm_medium=social&utm_source=twitter.com&utm_campaign=buffer

 

こんな事がありえるとか世の中狂ってる・・・!間違ってる!!!!としか言いようがない。今後証人が証言する際には、必ず衝立とかボイスチェンジャーとか使う、って事になるんだろうか。

 

かなり昔の話になるが、当時たまたま出会った日本人留学生カップルと話していた時に、今となっては伝説となったラッパー、Notorious B.I.G.が射殺された時に彼等も現場に居合わせて、一部始終を目撃したと告白された。え?警察に通報しなよ!って促したのだが、「とばっちり食らいたくないし、報復怖いし、そもそも英語話せないから嫌だ」と言われた。(「留学してるクセに英語話せない、話したくないってどういう事なんだよ」って心の中で突っ込んだが。)

それっきりその人達に会う事は無かったのだけども、真犯人は未だに謎だし、彼等がとった行動は正しかったのかどうか分からないが、今回の一件でこういう報復って一般人にもあるのかと戦慄を覚えた。これでは今後法廷で証言する人が居なくなってしまう。せめて今回の犯人が捕まると良いのだが…。

意識高そうで案外そうでもない

なんか下書きにばかり投稿が増えていって、一向に日の目を見ない記事ばかりな今日この頃ですが、皆様如何お過ごしでしょうか。

 

今日はちょっと趣向を変えて、突然ですがアボカドトーストの話題でも。

先日「基本アボカドトーストが置いてある店は意識高い&小洒落系だ」という持論を展開したところ、その場にいた人に共感してもらえたのだけど、そんなお高く留まったこいつをメニューで見る度にいつも腑に落ちない。「健康という名のお洒落=その分付加価値つけてもいいよね?」にしか見えないというかなんというか。

 

このブログでも何度か登場しているとある女性も、一時期やったらインスタにアボカドトーストの写真を上げていて、そこで初めてアボカドトーストの存在を知ったのだけど、最初見た感想が「なんじゃこりゃw」だった。初めのうちは、「意識高い系女子がこうやって騒ぐことでトレンドは生まれるのですね・・・」と生暖かく見守っていたのが、だんだん「これ自分にも作れるだろ・・・」になってきて、実際に作ったらすごく簡単にできるし、しかもそこそこ美味しい。そしてなんといっても安い!自作安いよ!外で食べたらこんなもんに$7とか払うわけで、それに消費税やらチップ(!)が加わったら900円ぐらいになるという。でも自作なら、材料費全部併せて$10ぐらいで4-6人前は作れる。4人家族で食べたら$7x4=$28ドルのところ$10とか、もう自作するしかないよね!

 

というわけで、誰でも作れるレシピを載せてみます。

適当に作るといいさ。

 

<簡単!アボカドトースト>

【材料】(2人前?)

・食パン:食べたいだけ。できれば全粒粉(Wheat)だと意識高い度アップ!

・アボカド:小1~2個

・プチトマト:適量

・にんにく:1-2かけ

・レモン汁:適量

・塩:少々

・こしょう(できればその場で挽く):少々

・オリーブオイル:少々

あと、バジルとかあると小洒落度更にアップ!!!

刻みベーコンを載せると、健康度一気に下がるけど美味しいw

 

わあ、全部適当wwwwwwwwww

要するに、味見しながら好きに作ったらいいと思うよ!

 

【作り方】

1)アボカドは皮を剥いて種をとり、スプーンの裏などでよく潰す。

2)プチトマトは刻んでおく。

3)1に細かく刻んだにんにく、レモン汁、塩こしょう、オリーブオイルを入れて混ぜる。

4)パンをトーストする。

5)2と3をトーストに載せて完成!

 

結構簡単だし美味しく作れるので、是非お試しあれ!

馬鹿にバカって教えた結果

スポーツの試合を見ていると、その時プレイしていない選手がベンチやサイドライン等でどんな会話をしてるのか気になることはないだろうか。プロの場合は分からないが、恐らく試合の話だったり、時には試合に関係ない雑談だったりするのかなと思う。私達素人もプレイ内容や相手の選手の話だったりと試合に関連するものもあれば、くっだらない雑談だったりすることもある。

今日はそんなとある日の試合中の一コマから。

 

これをご覧の大半の方はご存知かと思うが、私はインラインホッケーアメリカでは基本roller hockeyと呼ばれている)をリーグでプレイしている。もちろんいわゆる「ビアリーグ」と呼ばれる素人レベルのリーグだが、中にはそれなりに上手い選手もいたりして、下手なプロの試合よりも面白い試合もあったりすると自負している。そんな中、我がチームのキャプテンの彼氏(以下ブレイデン・仮名)が私達の試合の審判をしていたのだが、こいつがまたアホな奴で、常に試合中でも小学生レベルの冗談を言ったり、無駄に笛を吹きまくってみたり、謎の踊りを踊ってみたり、フィギュアスケートの真似っこをしてみたり、お菓子を一気食いしてみたりと常にアホなことをやりまくっている。「お前審判だろうが!試合に集中しろよ!」といった野次が飛び交っても、基本飄々としている。恐るべきアホ加減だ。

 

その日の試合は格下チームとの試合でかなりの点差が開いてしまい、緊張感があまり無かった。そこで、グダグダと審判しつつ、ベンチ際に来たブレイデンに「面白いこと教えてあげよっか。日本語で馬鹿は『BAKA』って言うんだよ」と言ったところ、非常に受けたらしく、その後彼女やら私やらに向かって、試合中事あるごとにずっとバカバカ大騒ぎする始末・・・w

 

それを見た、うちのチームの愛すべきお馬鹿キャラ代表のカイリー(仮名)が面白がって、「バカ!!!」と絶叫。彼女はラテン系なので、セットで「アホ」も教えてあげたら、更に喜び度アップwwwww

結局カイリーとブレイデンは、試合中ずっとバカアホ叫んでたとさ・・・w

周りの人達いい迷惑wwwwwww

 

恐らく彼等は今後「日本語知ってるよ!バカ!アホ!」とかドヤ顔で言うんだろうな…。時々「何でこの人こんな単語知ってるんだろう」って思う場面に遭遇することはあるが、恐らくこういう悪ノリで変な単語を教えた友人が過去にいたんだろう。バカとかならまだいいけど、下ネタ系はさすがに初対面だとどうリアクションしたらいいのか分からないので、人に教えるのは止めましょう・・・。

続・ジムのインストラクター(31♀)にメッセージを送った結果wwwwww

前回の投稿から相当日が経ってしまった。

しかも年明けたし。明けてから暫く経ってるし。

また言い訳だけど、ネタ切れってわけじゃなくて、上手くまとまらない(オチがつけられない)ようなのばかりだったので、投稿を躊躇してたり、単にうっかりブログの存在を忘れていたりした結果がこれだ。これではいかん。

一応ある程度ネタはたまってきたので、これからはもう少し更新のペースを上げてみたいところだ。

そんな中での久々の投稿は、このブログ初の「その後シリーズ」にしようと思う。

 

前回の記事はこちら:

ジムのインストラクター(30♀)にメッセージを送った結果wwwww - Double Overtime

この記事を投稿した約一ヶ月後、彼女の身辺や状況が大きく変わることとなった。

ある日突然「実家に戻ることにした」と言い残し、彼女はあっさりとジムを去った。

詳しい事情は聞かなかったが、なんとなく「人生に疲れたから、家族と一緒にのんびりと過ごしたい」からなのかなという雰囲気を匂わせていた。

 

彼女はインストラクターとしては最高レベルだった。声のトーン、大きさ、テンポが非常によく、しかも実演方法や教え方も上手だった。私がトレーニング中に苦しそうにしていると、名前を呼んで応援してくれたり励ましてくれたりした。そして生徒一人一人をちゃんと見ていて、やり方が間違っている人には丁寧に教えていたりと、非常に好印象を与えるような仕事ぶりだった。気づけばすっかり彼女のクラスにハマってしまい、ほぼ毎回彼女のクラスを取っていた。今まで何人ものこのプログラムのインストラクターを見てきたが、彼女のようにこなせる人はあまりいないと思う。華奢で小柄ながらも、しっかりと鍛えられて引き締まった体つきで、性格も人懐こく、私の名前を真っ先に覚えてくれた人の一人だった。

 

サンタモニカの小洒落たバーにて行われた送別会に参加しながら、「彼女に会うのはこれが最後になるのかもしれないな。」とぼんやりと思った。彼女の実家はフロリダだ。ひょっとしたらPanthersの試合に行く時に会えるかも?というぐらいの可能性しかないだろう。折角仲良くなり始めた矢先に、もう会えなくなるのかと思うと、少し寂しい気分になった。

 

そうして、彼女はフロリダに帰った。彼女のインスタは相変わらず頻繁に更新されており、フロリダでも元気にピラティスやヨガ、HIITのクラスを取っている様子が定期的にアップされていた。

 

ところが、それから3ヶ月ほど経ったある日の投稿で、衝撃の告白が!

「やっぱLA戻るわw」

えっwwwwwww

充電が完了したのか、やっぱり何だかんだでLAでの暮らしが忘れられなかったのか、結局LAに帰ってくることにしたようだ。ただ、もうインストラクターには戻らないとのことだった。一瞬喜んだのも束の間、彼女が教えないのだったらな・・・と正直がっかりした。

 

それから数週間後、彼女はLAに戻ってきた。

そして次の投稿で、「新しい職場だよー」とインスタにアップされた場所を見た時、思わず目を疑った。

私の勤務先のすぐ向かいのビルじゃないか!!!

こんな近くにいるのか・・・!と思い、久々にメッセージを送ったところ、元気そうで何よりーと返事が来た。ただ、この時点では会おうとは言い出せなかった。会っても何を話したらいいのか、いまいち分からなかったというのもある。彼女のビルの前を通る度に「元気かなー。ここにいるんだよなー。」とは思っていたのだが。

 

それから半年ぐらいしてから、やっぱり声かけてみようかなと思って、思い切って声をかけようとしたところ、なんと「今日からイスラエルに行ってきま~す!」との投稿。

ちょwwwwwwwタイミング悪wwwwwwwwwww

その間2週間ほど、毎日のように美味しそうなご馳走の写真やら動画が定期的にアップされていた。イスラエル綺麗だわ・・・。羨ましいわ・・・。(彼女いわく、「住みたいけど物価とか高過ぎて無理!」なのだそう。どうやら物価の高さは世界でもトップレベルらしい。)

 

そんなこんなで彼女が無事イスラエルから帰国した後、今度会おうよとメッセージを送ったところ、快諾。「オフィス来てよ。案内するから!」と。そして今日、久しぶりに彼女に会いに行った。

 

早速昼休みに彼女のオフィスに行ってみると、エレベーターを降りた目の前からオープンスペースになっていて、彼女がコーヒーを飲みながら、満面の笑みで"Oh hey...! Oh wait, shoot!"と言いつつ、舌をペロリと出しながらこちらに向かってきた。どうも今日の約束をうっかり忘れていたらしい(苦笑)なんでもイスラエルから戻ってきてからずっと時差ぼけが酷くて、彼女いわく「ひっどい二日酔いが1週間続いた感じ」「幻覚とか見えちゃって、○○(自主規制)キメちゃってるみたいな状態(おいおい)」なのだそう。疲れ過ぎて寝られなくて、睡眠薬の世話になったり、突然子供みたいに泣き出したりして大変なのーと。大丈夫なのか!?それから暫く話してるうちに、どうもあまり国際線に乗ったことがないらしく、「長時間の移動が物凄くしんどかった。でもそれ以上に時差ぼけ本当に辛過ぎる・・・」という話をしていた。自分は昔から日本を結構行き来してるから平気、と言ったら、マジでー!?と羨ましがられた。それから世間話や、ジムの裏話だったり他のワークアウトプログラムに関する話(半分愚痴w)、今彼女はレンタルオフィスの管理人をやっているので、ワーキングスペースの簡単な紹介(&裏話w)など、興味深い話をいくつか教えてもらった。お金があったら借りたい・・・。やはり個人契約ではなく、スタートアップ企業が契約していたり、フリーランスの人に対して企業が契約するというパターンが殆どらしい。

 

余談だけど、ジムのインストラクターって自分が思ってたよりも遥かに儲かるんだな・・・。給料聞いて驚いたwwwただ、纏まった休みが取りづらいので、辞めて正解だわー。じゃなきゃこの前みたいに長々と旅行行けないし!だから暫く旅行とか行ってなかったのよね。とは言ってたけど。 

 

今日はほんっとにゴメンね、この調子で。(確かに普段よりはるかにテンション低かったし、眠そうだったw)時差ぼけマジきっついわ。あー家帰りたいー。また今度寄っていってよ、近いんだし。連絡ちょうだいね。と言う事で、昼休みも終わりに近づいてきたのでお開きだったけど、まさかこんな形で再会できるとは。

 

今後また彼女に違う形でお世話になることがあるかもしれないな。人との縁って不思議だなと思いながら、歩いて事務所に戻りましたとさ。

 

ちなみに、パーソナルトレーナーの契約も承ってるらしい。ちょっと高めだったけど。いつか金持ちになれるようなことがあったら、絶対彼女と契約するわwww

太陽の光り、月の灯かり 夕暮れに誰と黄昏る

中学時代の友人とNFL観戦に行った時の話をしよう。

それは意外と最近、2016年の12月11日にあった49ers対Jets戦に一緒に行った時のことだ。試合の内容及び結果はどこぞやのアーカイブ等で見れるので、ここでは割愛する。(ざっくり言うと「途中まで勝ってた情けナイナーズが4Qで追いつかれ、OTで逆転負け」という、Jetsファン得またはNinersファンからしたら残念極まりないお約束的展開な試合だった。)

 

中学生の頃はサンタクララに住んでいたのだけど、その時はすぐ近所でNFLチーム、しかもNinersがプレイする日が来るなんて夢にも思わなかった。それどころか、NFLの試合に行ける日が来るとも思っていなかった。当時のホームはCandlestickだったし、それにアメフトのチケットは高いし、大人になってもアメリカにいると思ってなかったってのもあった。一度は行ってみたいなと思っていつつも、当時それは単なる夢でしかなかった。

 

その一緒に行った友人(以下M)というのがかなりイイ奴で、当時殆ど英語が喋れなかった自分に根気よく付き合ってくれた。二人はいつも一緒だった。一緒に陸上部に入部した。好きな人の話とかしたり、授業の話をしたり、一緒に昼ご飯を食べたり、部活に行ったりとごく普通の友人関係だった。

日本の高校受験で都内の某高校に受かり、自分は日本に帰国することになった。Mと離れるのは寂しかったが、帰国してからも、Mは自分に「当時良く好んで食べていた」Twixとクリスタルガイザーの水(ペットボトル500ml)をわざわざ送ってくれた。単価2-3ドル程度の物なのに無駄に重いもんで、当時ですら送料は50ドル近かった。本当に驚いた。イイ奴過ぎるだろM・・・。あとは写真を同封して文通したりした。当時付き合っていた人とのツーショット写真とかお互いに入れたり。若いw 今の時代なら海外にいる人ともメッセンジャーやメール、Facebook等のSNSで気軽に無料で繋がれるが、あの時代はそんな便利な物など無かった。経済的な負担もかかる。よって、お互いがかなり努力しない限りは続かない。自分達も例に漏れず、大学入学の少し前に一度Santa Cruzで遊んだ以降、自分はLAの大学に入学し、Mは地元の大学に進学し、そのままフェードアウトしていった。

 

転機は2015年にやってきた。ベイエリアに旅行に行く事になっていたので色々準備中、ふとMの事を思い出したのだ。Mの下の名前はさておき、苗字はかなり平凡な苗字だし、諸事情により名前が変わっている可能性だってある。ググったところで出てくるとも思えなかった。ところが、ダメ元でググってみたところ、見事に本人にヒットした。写真付きの新聞記事と、とあるイベントへの募金のお願いページだった。見た目もあまり変わってないので本人に間違いない。そこで無事に「再会」を果たすことができた。Mは突然の再会に凄く驚いていたし、その間実に20年のブランクがあった。それを経て見事に再会できた事を互いに喜び、「じゃあ今度一緒に野球とアメフトを観に行こう」と約束をし、15年の夏に一緒にAthletics戦を観戦した後、「次はNiners戦だね」ということで、シーズン中唯一勝てるかもしれない?と思ったこの試合を選んで行くことにしたのだった。

 

Mの実家はLevi's Stadiumから徒歩圏内だった。試合の日は住人以外は駐車厳禁となる一帯に停められるという超VIP待遇w 実家の隣のM姉宅に車を停め、M姉に会場まで送ってもらった。中学時代は一人で行くにはちょっと遠かったMの実家に足を運んだのはこれが初めてだった。奴の部屋の窓にSharksの看板が掲げてあるのが見えて、ちょっと苦笑した。(MはSharksファンだ。よって基本ホッケーの話は一切しないw)そして、前回の野球観戦の時も嬉しかったが、二人で一緒にNFLの試合を観ることができる幸せと喜びで一杯だった。当時はお互い子供だったし、自分に至ってはロクに英語も話せなかったのに、今こうやって一緒に自分達が稼いだ金で試合を観に来たんだぞ!と。ビールも飲んじゃうぜ!もう二人とも大人なんだぜwというわけで、正直試合の結果がどっちに転んでも、ここに二人で来れた時点でもう幸せだ!と思って挑んだ・・・はずが、会場は意外と寒かった・・・。ビールどころの話じゃないwww しかも、暖を取るつもりで買ったクッソ高い肉まんが、びっくりするほど冷たかった・・・。頭にきたので、肉まんごと店員に投げつけてやりたくなる気持ちを抑えるのに必死だった。更に試合の内容と結果が前述の通りである。泣きっ面に蜂だ。「なんだかなぁ」「残念な試合内容だったね」とぼやきながら帰路についた。帰りは二人で歩くことにした。

 

会場からの道は、遊園地の脇に流れる小川というか用水路?沿いの道だった。よくドラマとかに出てくるような河川敷のような雰囲気だ。夕暮れの空にこの上なくマッチしている。「ここは子供の頃、よく犬連れて姉ちゃんと散歩に来たんだよな。あと、姉ちゃんとよく二人で走ってたなー。」とMが語りだした。向こう岸に目をやり、かつての二人と犬が仲良く走っている姿を想像した。スタジアムが無かった頃、ここはどんな風景だったんだろう。そして自分も、「あの頃は英語が話せなかったから言えなかったんだけど・・・」と、当時自分が抱えていた問題を吐露した。Mは驚いていた。「そんな事があったんだ。気づかなかった。ごめんよ。」って。でも、自分は言いたくても言えなかったし、もしそれでも身振り手振りで何かしら奴に助けを求めていたら、奴ならきっと受け止めてくれていたかもしれない。「25年ぐらい遅くなっちゃったけど、聞いてくれてありがとう。未だ解決した訳じゃないけど、もう大人になったし大丈夫だよ。多分。」そう言ってMを見ると、Mは微笑んでいた。ああ、やっぱり友達でよかった。少なくとも中学時代の自分でも、人を見る目はあったんだなと実感した。そこに20+年の付き合いという時間の重みを感じた。

 

現在Mはサンフランシスコ市内で暮らしている。年内にはまた会いに行く予定だ。途中20年というブランクがあったものの、その後は頻繁に連絡もとっているし、年に数回は会っている。これから先はずっと友達だ、きっと。いや、絶対に。

考えて悩んだ末に

結局前回の更新から一ヶ月以上空いてしまった。

相変わらず一ヶ月に一度更新ペースになっているこのブログだが、思いのほか更新できていない。やはり書きたいネタはあるのに纏まらなかったり、ブログの存在すら忘れていたこともあった。

ところが、先日とある友人の赤裸々なブログを読み、何かを記しておくという行為自体が重要なのかなとも思ったので早速感化されて書いてみることにする。だが残念ながら、そのブログは一年以上更新が滞っている。なかなか良いことが書いてあるのに残念だ。しかし、友人が日々もがき、悩み、生きている姿をこれでもかとぶつけられた感じがした。奴の人となりがまた少し分かったような気がした。

 

実は自分もかれこれ2002年から続けているブログがある。今読み返したらきっと昔の2ちゃん用語満載で相当痛い文章のオンパレードになっているので、さすがにここでは公表する気にはなれないが、自分が生きた証にはなっていると思う。どちらかと言うと生き恥晒してるだけかもしれないが。興味がある方にはこっそりDMするので、万が一そんな酔狂な人がいるのであれば、是非ともDMして頂きたい。

 

「YOLO(You Only Live Once)」っていうフレーズが少し前に流行ったが、そのコンセプト自体はかなり共感できた。ある日突然予期せずにこの世を去ることも十分ありえる。

そう思うと、嫌な奴と関わるとか無駄なことってあまりしなくていいんじゃないかなって気持ちになる。好きな人と好きな場所に行って、好きな物を飲んで食べて。それってまさに天国じゃん。生きてるうちにそういう境地にたどり着いたらいいんじゃないか。

 

とかそういうことを最近は色々考えてた次第。というわけで、もう少し気ままに生きるのもありなのかな。って今までも十分気ままに生きてたっていう突っ込みは絶賛受付中。

 

 

ソウルフード

このはてなブログ、一ヵ月更新が無いと通知が送られてくる。別にこれで原稿料貰ってる訳でも無いし完全なる趣味でやってる訳なので、いつどのタイミングで更新しようがこっちの勝手な訳なんだが、そろそろ何か更新したいなぁとは思っていたものの、結局前回から一ヵ月以上更新できなかった。

ネタが無い訳ではなく、書きたいと思った話題はいくつかあったのだけど、上手くまとまらなかったのだ。いかんせん前回がインパクトありすぎたもんで、その後に感動系とかシリアス系とかどうよ?などなど色々思いついては自分の中で没にするという地味な作業をしていた。そんな中でようやく考えついたのが「ソウルフード」である。

 

最近、南カリフォルニアは猛暑が続いている。7/6のドジャース対エンジェルス戦(マエケン対大谷とかいう、日本のメディア垂涎の対決が初めて実現した試合)では、なんと気温42度だったらしい。自分の体温よりも気温のがはるかに高いとか、文字通り地獄の沙汰だ。

https://www.google.com/amp/s/www.sanspo.com/baseball/amp/20180707/mlb18070710580005-a.html

暑い。ひたすら暑い。日本人だから少しぐらいの暑さなんてちょろいぜ!と過信してたものの、やはり暑いのには変わりはなく、ガッツリ系の物は食べようとすら思えなかった。

そんな昨日の夕飯は、そうめんと良く冷えたピーナッツ味噌だった。ここまで読んで、「ピーナッツ味噌とは何ぞ?」と思った方はいるだろうか。というか大半の人がそう思ったのではないだろうか。ピーナッツからできた味噌ではない。「ググったら余計に混乱したわ!」って人もいるかもしれない。そもそもそれ何なの?と聞かれても、「千葉県民のソウルフード」としか答えられない。おかずなのか、おやつなのか、おつまみなのか、人によって定義が違ってくる微妙なポジションであり、前述の全てになりうる万能な奴なのだ。サッカーで言うところのリベロ的な存在だと自分で勝手に信じている。そんな奴が日系スーパーでいともあっさりと入手できてしまうのだ。流石カリフォルニア。こういう贅沢を知ってしまうと、他の土地に移ろうという気があまり起こらない。

 

そのピーナッツ味噌(味噌ピーとも呼ばれているらしい)、千葉県民で食べた事が無い人はいるのだろうか。好き嫌いはあるとして、小中学校の給食で否応無しに出てくるのだ。しかも自分の地元ではパンの日ではなく、ご飯の日を狙って出てきていた。なので、給食的には「おかずポジション」としての出場を期待していたのだろうけど、自分はいつもこっそりポケットに忍ばせて、下校時におやつとして食べていた。既に給食の時に食べ終わった子達の羨望の眼差しの中、ドヤ顔で食べていたと思う。そんな感じで、千葉県で育った人なら絶対知っていると思うのだが、最近の給食では出しているのだろうか。もし出してないのであれば、単なるジジババ発見器でしかないのだけども。

 

話は変わるが、以前徳島に行った時、「フィッシュカツが名物」と聞いたので、食べてみることにした。自分が想像していたのは白身魚のフライだったのだが、スーパーに行って実物を目の前にした時、かなり裏切られた感で一杯になった。駄菓子屋の「カツ」、まさにあれのジャンボ版なのだ。

これ、おやつじゃん。おつまみかもだけど。でも、おかずじゃないでしょ!とは思ったのだが、惣菜として堂々と売られているのだ。これぞ徳島県民のソウルフードなのかと思った。そもそもピーナッツ味噌とかいう謎の物体を愛している奴等に突っ込まれたくは無いだろう。まぁポジション的にはほぼ同じなんだとは思うけど。

 

そう考えると、ソウルフードは当然それぞれが育ってきた環境で違う訳なのだが、日系4世の友人(20代後半♀)は日本語は全く話せないし、日本に行った事すら無いのだが、納豆大好きだったり、カレーパンを貰って大はしゃぎして、写真撮ってインスタに上げたりしている。彼女の母親も友達なのだが、やはり日本語は話せないし、日本にも行った事がない。しかし、日本食で育っているから、カレーパンだったり納豆だったりが彼女達のソウルフードなのだ。他は完全にアメリカ人なのに、そういうところで自分達のルーツを守り続けているのって、なんか感慨深い。

 

そして、やはりピーナッツ味噌は美味い。相変わらずご飯と一緒には食べられないけど、それでも、一口食べると懐かしさが口の中一杯に広がっていく。普段千葉にいたことをカミングアウトする機会はあまり無いのだけど、こういうところで自分のルーツを再確認させられる。

 

おまけだが、「麦芽ゼリー」というのも千葉限定の給食メニューらしく、こちらは完全にデザート扱いだった。ググっても現在販売中なのかどうかすら謎なんだけど、もしまだ食べられるのなら、またいつか食べてみたい。とにかく美味かった記憶なんだが、今食べたらどう思うんだろう。

 

自己ルーツの探索はまだ続く…。